大学生への仕送り 平均は月8―9万円 光田 洋子
http://www.tokyo-np.co.jp/article/senior/money/list/2008/CK2008041002002532.html
2008年4月10日
新学期を迎え、大学や専門学校に入学した子どもに仕送りを始める家庭は、その金額に悩む時期です。今回は、自宅外の学生にかかる仕送り額や、生活費について紹介します。
昨年、首都圏の私立大学新入生が受け取った平均仕送り額は、月九万五千九百円と過去最低でした(東京私大教連調査)。全国大学生協連調査でも、一九九〇年代をピークに仕送り額は減り、ここ数年、下宿生(寮生除く)の全国平均は八万円台。首都圏の一都三県では九万円台で、家計の厳しさを反映しつつも、首都圏への仕送りはやや多めです。
実際に下宿生が使う一カ月の生活費は、全国平均で約十二万六千円。一都三県では約十四万三千円で、最も多くの割合を占める住居費は、全国平均より一万円以上高め。仕送りで足りない分は、奨学金やアルバイトでやりくりしている学生がほとんどです。
初年度は百万円単位の学校納付金に加え、子どもの住まいの敷金・礼金、生活用品で数十万円の費用がかかるのが一般的。さらに毎月の仕送りとなると、親の生活が厳しくなり、老後の資金に影響することも。
先日取材したある学生は、仕送りなしで学校生活を楽しんでいました。学費は奨学金で支払い、生活費は月五千円の寮費を含めて、毎月六万円ほどのアルバイト収入で賄っています。こうした学生ほど自立心が高く見えるのは、親が経済状態や考えをきちんと伝えているからでしょう。
学生生活に慣れるまではある程度の援助をしても、その後は徐々に額を減らすなど、子どもと話し合うのも一つの方法です。(マネージャーナリスト)

